ひとことに塗料といっても、その役割は色を表現するだけではありません。自動車を腐食や汚染から保護したり、長年に渡って輝きを保持したり、機能面にも特化した塗料を製造しています。製造した塗料は、ボディやバンパーはもちろん、ドアミラーやメーターパネル、ダッシュボードまで自動車の様々な部分に使用されています。
私たちにとって身近な存在である車の塗装に携わり、そんな自分の作った塗料が人々に長く愛されるというのは、この仕事の大きな魅力です。さらに、多くの国内自動車メーカーの塗料を製造しているNPA製造であれば、そのやりがいも一層です。
仕込みから充填まで、塗料を作り出す製造業は、レシピを見ながら書いてある通りに調合し、味を調えつつ、最後は皿に盛る、という料理にもどこか似ています。塗料製造には、工程ごとの変化を常に楽しむ好奇心と、一つの色を作ることに集中する探究心が求められます。業務に関わる様々な人たちと連携を取る為のコミュニケーション力と、わからないことを自ら進んで聞くことのできる素直さも大切です。